特別講師として、(公財)ライオン歯科衛生研究所 湯之上志保氏をお招きし、学校における歯科保健教育について授業をしていただきました。
はじめに、歯科検診についてお話ししていただき、検診のねらいや検査項目、健康診断票への記録方法などを確認しました。検診をするだけが目的ではなく、検診前に児童生徒に用語を教えておくことで、歯科検診への関心が高まり保健教育につなげることができるそうです。
次に、歯垢染め出し指導について。児童生徒になったつもりで、歯垢染色液で歯の汚れが残って赤く染まっている(みがき残し)部分を、鏡を見ながら赤鉛筆で記録しました。みがき残した部分を歯ブラシとフロスを使って、もう一度丁寧に歯みがきをしました。
歯垢染め出しの指導をする際の留意点や染め出しをする部位を限定すること、準備の仕方など、1時間の授業時間内で記録と指導まで行うためのアドバイスもいただきました。
今回の授業では、学校現場で活かせる具体的な指導方法を聞くことができ、大変ためになる授業でした。最後には、“全国小学生歯みがき大会”などの取り組みの紹介もありました。
「湯之上先生、ありがとうございました!」